鍼灸について 東洋医学の鍼灸は、鍼とお灸(熱刺激)を使ってツボを刺激することによって、「こころ」と「からだ」のバランスを整えて症状を軽減していきます。自然治癒力の力を引き出そうとするからです。痛みや痺れのお悩み・自律神経の乱れによって健康に不安を感じるお悩みに、鍼灸はとても力になります。ですから、身体の不調や、痛み、痺れを我慢せずに、まずは気軽にご相談してください。その人それぞれの症状を確認したうえで、改善するための適切なサポートを行なっていきます。 東洋医学の全人的な視点 東洋医学は、体全体を一つのシステムとして考えます。一つの症状にフォーカスすることではなく、体と心、生活環境の全てを見渡し、バランスを整えることを目指します。この全人的なアプローチが、東洋医学の大きな特徴です。 鍼施術の仕組み 鍼施術では、0.1~0.5mmで髪の毛ほどの細い鍼を使用し、特定のツボを刺激します。この刺激が神経や筋肉に作用し、血行を促進し、痛みやこりを和らげます。また、自律神経の調整や免疫力の向上にも寄与するとされ、慢性的な不調を感じる方にもご利用いただける施術です。鍼施術の「鍼」とシャーレは全て使い捨てとしております。使用済みの「鍼」は、感染性医療破棄物として専門業者に委託処理しております。 お灸について お灸はヨモギ(蓬)の葉から作られるモグサ(艾)を使用します。艾を米粒大やチョコボール大の大きさにまとめて、お線香等で火をつけて燃焼させます。直接皮膚上に施灸したり、皮膚から離して輻射熱で温熱刺激を与える方法、または、艾と皮膚との間に物をおいて施灸する方法もあります。肌に直接お灸を据える場合は、灸点紙という紙の上にお灸をすえるので痕は残りません。身体を温め、血流を良くすることで、冷え性や疲労感を和らげます。また、リラックス効果もあり、芯まで届く温かさです。お灸の煙が苦手な方や煙を出してはいけない場所では、電気温灸器を使います。 WHOの鍼灸適応 43疾患 (鍼灸適応症)WHO(世界保険機関)での鍼灸適応43疾患が報告されています(1979年) 神経系 神経痛・神経麻痺・筋肉痛・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー等 運動器系 関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚肩こり・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)・各種スポーツ障害等 循環器系 心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切 呼吸器系 気管支炎・喘息・風邪および予防等 消化器系 胃腸病(胃炎・消化不良・胃下垂・胃酸過多・下痢・便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾・口内炎等 内分泌代謝系 バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血等 泌尿器系 腎炎・膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・前立腺肥大・陰萎等 婦人科系 更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・のぼせ・つわり・血の道・不妊症等 耳鼻咽喉科系 中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・蓄尿症・咽喉頭炎・扁桃炎・声枯れ等 眼科系 眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい等 小児科系 小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善等 皮膚科系 蕁麻疹・しもやけ・ヘルペス・おでき等 アレルギー 気管支喘息・アレルギー性鼻炎・眼炎等 STUDIO スタジオ 仙台市にあるスタジオは、外国の田舎をテーマに築30年の一軒家を 全て手作りで改装したフォトスタジオです。シンプルだからこそ、いつまでも色褪せず「その子らしさ」や「ご家族らしさ」をしっかりと残せます。小さなスタジオですが、完全貸切でゆったりと過ごしながら撮影できる空間となっております。